CL7アコードクラッチO/H〜切れなくなる謎を解き明かす?

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GW前に気がついたCL7アコードのクラッチの減り。

私はクラッチのプル式、プッシュ式があるくらいしか知識が無い。しかし、クラッチが減るとクラッチが切れなくなると聞いた事がある。滑るなら解るが、なぜ切れなくなる…

ここ最近、アコードで走り始めに1速にギアを入れようとすると固くて入らない。そこで3速に一度入れてから1速に入れたりしていた。

冷静に考えてみると、なぜ1速に入らないのか?と疑問に思い調べてみたら、クラッチが減って切れなくなった時の症状の一つだった。

症状の中には、「エンジン回転数が高回転の時のシフトチェンジが固くて出来ない」とあった。これ、初めてアコードで富士スピードウェイを走った時から感じていた。

少しクラッチの構造を絵にしてみた。

クラッチ正常

クラッチ摩耗状態

  • 赤:クラッチディスク
  • 青:プレッシャープレート
  • 黄:ダイヤグラムスプリング
  • 緑:レリーズベアリング
  • 紫:レリーズフォーク
  • 黒矢印:レリーズピボット

絵はプッシュ式になるのかな。CL7アコードはプル式だったかも。クラッチディスクが摩耗して厚みが減ると、レリーズホークとダイヤグラムスプリングの角度が変わる。

クラッチが減るとクラッチが重くなる。それはすぐに解った。クラッチが減るとダイヤグラムスプリング(黄色)が水平状態から角度が付いてくる。これに伴ってレリーズホーク(紫色)も傾斜が付くことになる。結果力が多く必要になる。自転車で、ペダルが頂点にある時は重くて、ペダルが水平の時は軽い、これと同じ理屈だ。

さて、肝心のクラッチが切れない時の話だが、重くなる理屈に似た話で説明できると思ったけど…あれ?分からんw

クラッチが減り厚みが変わることで、レリーズホークの角度が変わり、レリーズベアリングとの作用点がずれ、レリーズベアリングとダイヤグラムスプリングの作用点がずれて、ダイヤグラムスプリングとプレッシャープレートの作用点がずれて、結果、レリーズシリンダーの動作量が足りなくなる。って事なのかな?

もしかしたら、ダイヤグラムスプリングのシナリの影響もあるのかな?

GW明けに整備工場入りして、無事クラッチ交換完了。クラッチは驚くほど軽く、クラッチが切れるポイントも手前に戻った。CL7アコードってこんなにクラッチ軽い車だったんだw

我が家で一番クラッチが重かった車が、一番クラッチが軽い車になった。

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