車のエンジンがインジェクションになってから、今までキャブでやっていた燃調が出来なくなった。
基本的にECUはエンジンに入る空気の量を把握してるのでブーストを上げても壊れることは無いが、エンジンを守るため不必要に燃料を噴射し、パワーを落とす制御をする。
また、エアク交換による信号のずれ、カムや圧縮比、インジェクタ等の変更でセッティングが必要になってくる。
そこで純正ECUを解析し、中のROMを書き換えるというのが一昔前は主流であった。
ECUが8bitの時代は燃料マップが外部ROMに書かれていたため、そのROMを外し、セッティングで煮詰めたデータのROMに交換するというもの。
16bit時代になると、ECUのCPUとメモリがワンチップ化され、普通にROM交換出来なくなった。
そこで、テクトムやネココーポレーションが解析し、ノーマルマップを吸出し、追加基板を取り付け、CPUに外部のROMからデータを読ませる仕掛けで対応した。
近年、今までセンサーの信号を一つずつECUに配線していたものを、ある程度まとめてCANでデータで送るようになり、リミッターカットすら出来ないようになってしまった。しかしECUも進化して、内部ROMを外からカップラーオンて書き換え可能になった。おかげでリミッターカットや燃調、点火時期までいじれ、あたかもフルコンだ。
で、Z32もHP10も追加基板を取り付ける時代のECU。
ROMは通常紫外線で消去可能な窓付きのEPROMを使い、一度書いて実走、書き直して実走を繰り返す。つまりリアルタイムで変更出来ない。このわかずらわしさがサビコンやフルコンを使う一番の理由だと思う。
じゃあリアルタイムでROMを書き換えることはできないだろいか。
窓付きEPROMは消去するのに30分くらいROMイレーサーに入れる必要があるので×
そこで電気的に書き込みの可能なフラッシュタイプのEEPROMが使えるのでは?
EEPROMを2つとROMチェンジャー、制御用にマイコンを使い、片方のROMを書いてる間もうかたほうのROMを読ませる仕掛けにすれば実現可能な気がする。というか出来るな。
やってはみたいが時間がないので、誰か作ってください!
コメント
Unknown
なんですか、このマニアックな日記はw
最後のところが全然理解不能ですw(まぁ半導体から煙りだす私ですからね・・・)
GTI
台車はTSIエンジンのGOLFだったよ。ツインチャージャつまらん。。。貧弱。貧弱。
そうですね・・・
俺の頭では理解出来ないことが、よぉ~く解かった。
一応ハード屋ですが何か?
皆さん、マニアックな話の時はスルーしてOKですよw
時間があればいろいろやりたいんですけどね。
大学時代は勉強しないでこんな知識ばかり・・・
珍しい人が。TSIいいじゃないですか。GTIの件は明日じっくり聞かせてください。
プチー
ちなみにTSIの代車(試乗車)昨日当て逃げされたらしく扉に素敵なお傷が☆(たぶん隣車庫に止めてる奴だな)オホホホ~。