一度でいいから行ってみたい日本一高い場所、富士山の剣ヶ峰。
ついにチャレンジする事になりました。
AM3時過ぎに起床し水ヶ塚駐車場を目指します。
AM5時半前に到着。
おにぎりを3つ食べて登山に備えます。
今回上るのは富士宮ルート。最短最速で剣ヶ峰に行けるこのルートを選択しました。駐車券の裏に所要時間が記載されていたが、緊張で60進法の足し算ができず、何時間で登頂できるのかがよくわからないw
トイレを済ませ武装を整えてとりあえず正しいのかわからないままバス停から続いている行列の一番後ろに並びます。同じように並んでいる人が係員に質問。
並んでいる人:「これ並べばバスのチケット買ってバスに乗れるんですか?」
係員の人:「そうですよ」
一安心。
次の関門は「富士山保全協力金」俗にいう入山料の徴収です。
このお金は使われ方がかなり不透明で、払った人に配られる缶バッチやパンフレットにかなりのお金が投入されているという情報が。免許更新の交通安全協会的な匂いがする。これは任意で、私は払いたくない…というか大蔵省の許可が下りていないw
バスのチケットを購入後、富士山保全協力金の係員が「ご協力お願います」と言っているが、普通にスルーが可能だった。そんなにしつこく絡まれることはなかったので、そこは好印象w
そのままバスに乗り込み五合目に向かいます。
五合目で1時間ほど体を慣らします。そうしないと高山病にかかるリスクが高いです。私は富士登山にチャレンジする上で、一番気にしている点です。
しかし、下山が遅れるリスクと、一人で五合目にいる孤独に耐えられず30分で切り上げ、歩き始めます。AM7時前、登山開始ですw
さっそく牛歩で進みます。高山病は空気が薄いことで酸欠状態が続いて起こる症状です。逆に考えれば、酸欠にならないようにゆっくり歩き、常に深呼吸していれば大丈夫なはず。どんどん追い抜かれますが気にしません。邪魔だろうが自分のペースを維持して進みます。
五合目から30分で六合目に着きました。ここから本格的に登りが始まります。一般的には山小屋ごとに10分位休憩して体を高所に慣らすようですが、牛歩で進む私は大丈夫なはず。水分補給をしてすぐに歩き始めます。
六合目から60分で新七合目に到着。私を追い抜いて行った人が休んでいます。やはり牛歩作戦は素晴らしい。水分補給と薄皮アンパンを食べます。
新七合目から40分で八合目。雲海が広がります。辛そうにしながら登っている人が増えて来ました。水分補給と薄皮アンパンで再度栄養補給。私はマイペースで体にムチを入れずに行きます。
八合目から先が浅間大社の敷地だそうです。
八合目から40分かかって九合目。
九合目から65分で富士宮ルートの頂上に到着。さっそく浅間大社奥宮で無事登頂を報告。そこから少し進むと富士山の火口が現れ剣ヶ峰がすぐそこに見えます。
頂上の奥宮から35分。剣ヶ峰の写真撮影の行列で時間がかかりましたが、12:20に無事、日本最高峰の富士山剣ヶ峰3776m登頂成功しました!
7時から約5時間半かけて剣ヶ峰到着と、セオリー通りの時間です。心肺の疲れは感じませんが、さすがに少し足は疲れ気味。事前に調べていた頂上の気温が5度くらいだったので寒いと思っていましたが、Tシャツにジャージにストームセイバーの3枚で少し汗ばむくらい。下はトレッキングパンツで適温といった感じでした。何より天候は好条件な日だったようです。
下山に備えて腹ごしらえ。気圧が低いのでパンパンです。賞味期限1日過ぎて味が落ちている…
靴下を2枚履いて下山準備完了。
13時ごろ下山開始しました。
下山はスピードを殺すのに精いっぱいで疲れます。それになんだか頭が痛くなって熱っぽいような…
途中足を滑らせ危うく流血しそうでしたが手の皮が少しむけただけで済みました。そこから軍手着用σ(^_^;)
五合目駐車場に戻ったのが15:30。おおよそ2時間半で下山しました。やはり富士宮ルートは急こう配なので下りがきつかった。
ゆっくり下山させてくれませんw
そして足の裏が痛くなってマメができていないか不安に。
早く帰りたいのでバスに乗り込みます。出発は16時または満席になったらとのことで、結果15:45バスは五合目を出発し、水ヶ塚駐車場に向かいます。頭痛と熱っぽいのと狭いので結構しんどかった。
水ヶ塚駐車場に到着。雨が降っています。自分の車に戻って登山靴を脱ぎ、マメを確認。とくに足の裏はなにもできておらず、けがは全くありませんでした。登山靴ありがとう。
あとは車を走らせ東名高速の渋滞に思いっきりはまって20:30帰宅。
そこで頭痛の正体がわかりました。日焼けです。
UVクリームを忘れて行ったのですが、それほど重要に思っていませんでした。しかし、直射日光に数時間さらされており、空気も澄んでいたので…
やはり山はナメちゃいけませんね。
今回の富士登山の装備は後日レビューしようかな。