ネズミ捕り、スピード違反赤切符 埼玉編

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3月XX日

期限までにコーディングが終わるか微妙になってき、やっと本気に取り掛かり残業の日々が始まっていた。会社では緊急事態でない限り22時にみんな帰る。それを第二定時なんて言われている。その日もその第二定時で帰宅。

車をいつものようにw運転していた。ただ、すこし込み具合が少なく、ペースがいつになく早かったので嫌な感じはしていた。(じゃゆっくり走れって?)

車通勤も4年はしているので、注意すべき場所は知っていた。ネズミ捕りを頻繁にやっているところは、光電管を確認後確実に取り締まられないような走行をしていた。

こんかい、そこは過去一回かな? ネズミ捕りをしているのを見たことがあったが、いつもと違うテンションだったため、スピードがかなり乗っていた。

そして光電管の設置方向をよく見ながら走行はしていた。

「あ、光電管が!」と気が付きブレーキペダルを踏んだが、その直後に光電管を通過…
デジタルメーターに目をやると131km/h  これダメだよね。
警察の誘導に従い停車。終わった…

計測結果を警察が持ってきて、結果135km/h… 75km/h超過。ダメだねえ

「ここ何キロ道路だか知ってますか?」
「60km/h道路です…」

みたいなやりとりがあり、自分は車に乗ったまま警察が立ったまま淡々と作業的に処理され、怒られることもなく赤切符をもらった。この時点で免許証を没収されるが、赤切符が免許証の代わりとなり、その効力の有効期限が記載されていて、簡易裁判所への出頭日より長く設定されていた。

家に帰ってからいろいろ調べだす。50km/h超過で12点。前歴はないので90日免停…

その後いろいろ調べていくと、80km/h超過すると即逮捕されるとか… 前例を調べると、前科なしでも79km/h超過で懲役刑を食らった人もいる。罰金刑ちゃうんかい… と焦りだす

そもそも、交通違反をしたときの罰金と免停(免取り等)についてだが、罰金は刑事処分、免停は行政処分であり全く別の処罰である。刑事罰は犯罪に対するもので、行政処分は免許に対する処分。行政処分は免許不適合者を排除する目的がある。

で、最初にくる刑事処分の話。赤切符だが、大概の人は略式手続による裁判で罰金刑となる。略式手続による裁判は、警察が起訴して検察が求刑した内容で文句ないよ~みたいな感じで処理するため、求刑内容のままの刑事罰がそのまま課せられる。で、略式手続による裁判は罰金刑のみで、懲役刑はない。

前科や同じ違反を繰り返すなど、悪質と判断されると検察官が略式手続をとらずに正式裁判を行うらしい。つまり、検察官次第ってことだ。80km/h以下でも正式裁判となり、懲役刑となった前例があるとビビる…

赤切符に記載の日時、だいたい1ヶ月後になるが、簡易裁判所へ出頭。当日にその日の流れが書かれた番号の入った紙を渡された。その後、その番号で呼ばれることになる。まずは警察官の取り調べがある。本人確認をし、交通違反の内容を言われ、間違いないですね?的な話をされる。

警察:「え~っと、60km/h道路を75・・・? 75km/h道路を60 ん?? 135km/h! これどこ?17号?」

自分:「いや、298です・・・」

と、警察が若干パニくったのをみて、75超過なんてあまり無いのだろうと察した。。大丈夫かな・・・

そこで警察官に略式手続を勧められる。交通違反の件数は非常に多いため、正式裁判をやっていたらパンクしてしまう実情があり、そうなるらしい。そもそも正式裁判などやりたくないので、自宅で赤切符にその署名と印鑑を押してきたのだが、日付を署名した日、まあ、前日となるのだが、既に記載していた。しかし、当日の日付を書くらしく、訂正・・・ とりあえず警察官の取り調べはこれで終わり。

つぎに検察官の部屋に番号で呼ばれる。免許証の写真と顔をまじまじと見られ、本人確認をした。警察の時と同じような内容の確認をし、初めて怒られた。といっても、

「かなりスピードが出ていますので、これで事故を起こしたら大変の事になりますから気をつけてください」

と。以前に青切符を食らった時のほうが怒られたので、なんか腑に落ちない・・・もっと叱ってくれw

そして略式手続による裁判に異議ないとの署名を確認し、よろしいですねと聞かれる。ハイ喜んでw

そして略式手続による裁判の結果が出て、呼ばれる。赤切符に罰金10万の文字。想定通りのスピード違反の上限金額である。となりの窓口で現金を支払い、領収書をもらう。そしてここで免許証が返還される。行政処分が確定するまでは運転が可能。

裏に中に小さな金庫があり、万札の束が見えた。500万以上の厚さに見える。儲かってますな・・・

領収書をには法務省主管 一般会計と書かれている。よく取締にノルマはないと行っているが、国の収入の一部となるため、予算化されていないわけがないわけで・・・

これにより刑事罰は罰金刑にて終了。

翌日、タイムリーに免許センターから「意見の聴取通知書」なるものが届く。これは行政処分90日以上免停の処分となる人を対象に、弁明の場を設けるという物だ。例えば、いくらブレーキを踏んでも加速し続けたとか? 知人が亡くなりそうだったとか? そういう言い訳をする。

実際、免取り処分が免停に軽減されることはあるようだが、90日程度だとあまり意味が無いらしい。この出頭日は約2週間後に設定されていた。

そして、この紙には講習についての話も記載されている。27600円で2日連続の講習を受けると処分日数が短縮されると。つまり、27600円もって来いというわけだ。

ちなみに、2日連続となっているが、人によっては翌日仕事だとかいう場合、2日目を後日受けるとか、そのへんはある程度調整可能である。

当日、有休を取って朝8:45までに出頭する。意見の聴取通知書を受付で渡し、待合室で待つ。次に名前を呼ばれ、そこで免許証没収~

今度は意見の聴取聴聞室前のエレベーターホールベンチで待機。名前を呼ばれるのを待つ。3人ずつ呼ばれ、意見の聴取聴聞室前の椅子で待機。ひとりずつ呼ばれ部屋に入る。部屋の中は主宰者とアシスタントみたいな人と自分の3人だけ。他県では違反者5人ぐらい部屋に入れられるところもあるらしいが、鴻巣免許センターは一人ずつだ。

スピード違反の内容をまた確認される。最後に何か弁明など言いたいことはあるか聞かれる。「今後このようなことの無いよう安全運転に努めます」と言った。

そして外のベンチで待機していると、全員執行室に呼ばれる。そこで「運転免許停止処分書」を渡される。

平成23年xx月xx日 まで 90日間 停止します

みたいに書かれている。やっぱ90だよね・・・ その場で返還日の説明と、軽く講習についての説明がある。で、講習を受ける方は出てすぐの安全運転学校講習受付に行って下さいと言われる。

すぐにみんなそちらに並ぶ。んで27600円をはらい、教科書を受け取り、教室にいく。

1日目は雑学や筆記の適性検査、機械による適性検査などで、16:40くらいに終わる。2日目は8:45から雑学と実技と・・・なんだっけ。あとテストをする。大体16時で終了。このテストの点数で短縮日数が異なる。しかし、優以外を取る人はいないらしい。実際、雑学とか教わるときに、テストに出るところを「ここ重要です」とか、「テストではこのように文章が違って出ます」とか、言ってくれちゃう。しかもテスト中教科書見てよしw 大半の問題が授業を受けなくても答えられる常識問題。一部、1,2問、常識外の問題があるが、そこは特に授業中注意して教えてくれたので、問題なし。

めでたく優の成績を収め、45日短縮し、免停期間45日となったのである。

講習の実技だが、マニュアル通りの運転をしたのだが、他の人で一時停止を完全停止しなかったり、センターラインはみ出している人がいて、注意を受けるかと思ったのだが

「初心を思い出した良い運転でした」

なんてコメントを貰っていた・・・ 安全運転学校ってそんなもんなのか?と少し疑問に思った。

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