CL7アコードの弱点クラッチペダル補強

スポンサーリンク

CL7アコードのクラッチペダルは強度が低く、最悪な場合クラックやスポット剥がれが発生するらしい。

ずっとクラッチのフィーリングが悪く、クラッチ交換した直後は良くなったと思っていたが、最近また気になり出していた。何より複数MT車を乗るので、違いが気になり不満が発見されやすい。

外してみたらクラックが入っていた…

ここで新品の純正ペダルを買うか、強化品を買うところなのだが、強化品が2万円以上と、たかがペダルなのに高い。

ちなみに純正は8000円くらい。

ここは安く済ませるために、鉄板を買って溶接したい。でも溶接はハードルが高い。ホームセンターでも設備は借りられるが、失敗する恐れもあるし、鉄板を切り出せる設備はだいたい無い。

調べると、図面を送ると鉄板を切り抜いて送ってくれるサービスがある。実は鉄板って結構安い。なので加工費を取られてもそこまで高くないのだ。

しかし、ペダルを外し→計測→図面を起こし→発注→納品。とても時間がかかる。今回は見送る事に。そこで適当なステーをホームセンターで買って自分で加工する事にした。

そして、一番のハードル。

溶接

溶接機を買うならこの件は始まらなかった。溶接をせずに鉄板で補強する方法。そう、3Mのパネルボンドを使う!

まず車体からペダルを外す。これが結構大変。エアコンの部品を外して、エクステンションを使ってナットを外すのだが、エクステンションか短くて足らず、ユニバーサルやら1/2→3/4変換などを駆使して外した。

そしてホームセンターで調達したステーを切る。はじめ金鋸で切ったが、とても手がもたない。

ダイソーで買ったルーター用のダイヤモンドカッターを電動ドリルに取り付けて切断。ボルトを通す孔も何とかハンドドリルであけた。いや、大変だった…

パネルボンドの説明書には塗装を剥がせと書かれていたので、ペーパーで削った。

そして出番です。パネルボンド

今回買ったのはパネルボンドミニとガン。ガンは3M純正だと高すぎる。そこで、ヤフオクで送料込み2500円程度で売られているメグミックスなどで使えるアプリケーターガンを購入した。基本的には2液混合タイプの接着剤が世の中に沢山あるわけで、規格もある程度統一されている。しかし、パネルボンドは意地悪で、突起があるため汎用ガンにそのまま装着できない。そこで下の写真の突起をカットして使用する。

適当にボンドを塗って補強板を貼り付けていく。粘土は高いが、さすがに重力でだんだんズレていく。ボルトの所はボルトナットで締めてズレないようにし、その他はテープと洗濯バサミで固定。

完全硬化は25℃で24時間だが、60℃だと90分とのこと。さっさと車に取り付けたいので温める事に。

箱にペダルとドライヤーを入れてスイッチオン。さすがPanasonicのドライヤー。熱くなりすぎると勝手に止まるw でも壊れそうなので10分ほどインターバルあけてスイッチを入り切りを90分ほど実施。

固まった。いい感じだ。

車体に装着。板厚分ペダルの踏みしろがズレた。ギリギリクラッチが切れている感じ。後日調整して改善した。下写真、クラッチのマスターシリンダー側にあるナットを緩め、棒を回転させると長さが変わり調整できる。

肝心な結果だが、クラッチペダルの剛性感はとても改善した。しかし、ビデオを撮ってみると、まだペダルが歪んでいるのがわかる。

今回の作業は4日ほどかけてやった。これ、強化ペダル買ってきた場合、1日で終わる。

クラッチペダルを補強したいと思っている人へ助言する。

強化ペダルを買って交換がお勧めだよw

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク