事の始まりはクラッチO/Hだった。
アコードで富士スピードウェイを走ると、第3セクターのプリウスコーナー(左コーナー)で、3速から2速に入れるのがとても辛かった。
体が横Gで右に追いやられてる中、左にシフト操作をするのだが、固くてギアが抜けず、入らずで、力づくの操作を強いられる。これで3回ほど四十肩になった…
この固い症状はクラッチが減っている事だと解ったのだが、それを調べている時に、CL7アコードのシフトノブがセンターより助手席側にオフセットしており、1速2速がドライバーから遠いということを知った。つまり、自分が感じていた3速から2速へのシフトダウンがやりにくいのは複数の要因で起こっていたわけだ。
S2000を運転した直後にCL7アコードを運転すると、シフト操作が思いっきり違和感があったのはこれが原因だったのでは?
つまり、無限のクイックシフターに交換するとS2000に近づくのではないか?
じゃあ、買っちゃおう!
て、思ってしまったわけだ。
CL7用の無限のクイックシフタ―は、
- シフトレバーの25mmショート化
- シフトレバーのストレート化
- ブッシュのアルミ化
- レバー比の変更
が変更点との事。無限のHPをみると、25mmショート化している図はあるものの、シフトレバーの支点と作用点の長さ変更がされていないように見える。もしかして、レバー比の変更は、単に25mmショート化によるもののように見える。
一応、現物を計測してみたら、支点から作用点の長さが長くなっており、レバー比変更を意図的に行っていることが確認できた。
ブッシュの取り付け部をみると、シフター本体の形状が微妙に異なる。樹脂部品の金型をわざわざ変更しているようだ。新品21000円だが廃盤のためヤフオクでは35000円程で取引されている。
取り付けはそんなに苦労しなかった。灰皿を抜いて、シフトブーツ周りを引くとシフトブーツは取れる。灰皿のハマっている所はネジ4本で外れる。
ドリンクホルダを外す。ここはネジは無い。
爪が5,6個あり、ただ引き抜くだけ。端っこをマイナスでこじると浮いてくる。こじった時に傷が付かないように養生した方が良い。
ドリンクホルダを外すとネジが2つ外すことができる。
センターコンソールボックスの中のネジ2本を外すとセンターコンソールが外せる。
次はシフトワイヤーを外して行く。
噂ではこのプレートが外れないらしい。確かにプレートを挿入した際にプラスチックが削れた形跡があり、固そう。
なので初めからマイナスを写真のように突っ込んで、マイナスを回して隙間を広げて行くと、なんの苦労もなく取れた。少し傷は入るけど問題ないレベル。
今回、比較写真や動画を撮った為、時間が少しかかったが、簡単な部類の作業だった。
装着した結果、アルミブッシュによる剛性感と、レバー比からくるダイレクトな操作感は良い。写真だとそれほど違わないように見えるが、操作感は同じ車とは思えないくらい変わる。
しかし、S2000ほどではない。
それと、25mmショート化によってシフトノブの高さが低くなり、すこし操作しずらい。ここはショート化せずにレバー比変更だけでクイックシフト化してくれた方が良かったと思う。
↓比較内容を動画にした。