前回の走行会で私のZ32、ストレートで車体振動の不具合が出たため、プロペラシャフト交換をすることにしました。
走行映像を後で確認したところ、車体振動のブレーキロック後に発生していたので、原因はタイヤの編摩耗ようですが…
しかし以前からブレーキング時の車体振動にいつも悩まされています。というか、原因追及を諦めて走っています。
過去に中古のプロペラシャフトに交換した際、症状が緩和したのでこれが原因?とも思っていました。
なによりFR車は2分割のプロペラシャフトのベアリングがダメになるのは定番らしい。そこで社外品の1本ものプロペラシャフトに交換しちゃいたいわけです。
昔トラストが販売していたカーボンプロペラシャフトにあこがれて夢を膨らませていましたが、30万以上するため夢で終わっていました。5年ほど前にとあるブログでZ32用のアルミプロペラシャフトの存在を知ったのですが、やはり構造変更を伴うことと、自身の環境の変化により車に振り分けるお金が足りず、妄想で終わっていました。
しかし、久しぶりに車体振動をどうにかしたい思いが爆発。そして今は車検を通していないので構造変更のしがらみもない。もうやるしかありませんw
アルミプロペラシャフトは先駆者の方を見習ってUSAのShaftmasters製。アルミより少し安くスチール製の一本物も製品ラインナップに存在します。
しかしアルミプロペラシャフト、強度的な不安が。だってアルミだし。しかも1本もの。一応強度計算を先駆者の方のブログを参考にやってみました。
私のZ32のターボはBNR34N1ツインターボ。ブースト1.1で400psオーバー。トルクもそこそこ出ていると思われます。でも60kgf・mは無いと思うのでそのくらいで計算。
結果:安全率2.7
全然余裕でした。(改造申請時の安全率は1.6以上あれば良い)
次に一番危惧している危険回転数の余裕度。そもそも純正プロペラシャフトが2分割になっているのは危険回転数を引き上げるための対策なのです。それを1本ものにするわけですがら…
アルミプロペラシャフトの長さを測って計算してみると、危険回転数が9059rpm。これに改造申請時に必要な安全率1.3の車速を求めてみました。
結果:224km/h
サーキットだとそれ以上出ますがなσ(^_^;)
危険回転数ってのは、プロペラシャフトが共振して振動してしまう回転数のことで、破損してしまう可能性があります。走行中にプロペラシャフトがちぎれると最悪車体が飛んだりするらしいです。。。恐怖!
ためしにマージンを削った設計ということで安全率1.2の車速を計算してみると
結果:242km/h
FSWだとスリップストリームはいったら出ちゃう…
取り付けるべきかヤフオクに流すか悩みつつ、将来構造変更することを想定してメーカーの仕様書があった方が良いのでメーカーからもらいました。すると、危険回転数12480rpmとの記載が。
そこから安全率1.3の車速は
308.7km/h
これなら5速レブリミットまで回せますw というかそこまで出ないし。
メーカーの仕様を信じることにしますw
今回の部品調達はeBayをつかいました。日本は競合のヤフオクがあるため参入してきていませんが、世界的にはeBayが有名です。Shaftmastersは日本へ発送対応してくれますので直接買うことで中間マージンを取られないため節約できます。TOEIC 300点が程遠い私ですが、まあ何とかなりました。
取り付け完了!
ちなみに車体振動ですが、ドライブシャフトの不具合でも発生するらしいことを知りました。なんとなく原因はドラシャかも…なんて思ったり。