前回、300km/hフルスケールメーター化に成功した訳だが、1台しか解析しておらず、海外の情報と異なる点が多かったので追加でもう一台解析すべくS2000のスピードメーターを調達した。
今回はジャンク品でわないw
しかし、蓋を開けて驚いた。基盤の部品レイアウトや部品点数が違ったのだ。ヒューズの数や、電源ICのヒートシンクや、コンデンサやリード抵抗などなど。
とにかくデータ解析をしたいのでEEPROMを摘出。前回同様pickit2で読みだしてみた。
なんかデーターが全然違う…
とりあえず手持ちのATMEL 93C56に書込み、メーターに取り付け電源を入れてみた。結果、mph表示でかつODO表示が空白。読み出しが失敗したのか?
そこでもう一度読みだして、そのデータでverifyしてみてらエラー。
試しに5回くらい読みだしてファイル保存しデータを比較してみたが、一致したファイルは無し。どうやらpickit2で読み出せないらしい。
今回のスピードメーターに実装されていたEEPROMはFAIRCHILD社製のFM93C56のようだ。pickit2で読み出せるように頑張ろうかとも思ったが、時間が勿体無い。amazomでEEPROMライターEZP2010を注文。
Windows10非対応なので、調べながらなんとかドライバをインストールしてEEPROMの読み出し成功。
pickit2で読みだしたデータは1bit欠落したデータになっていたようで、パッと見正しく読み出せている模様。
このデータを改造し、ATMEL 93C56に書込み、300km/hの表示を確認。
無事フルスケールメーター化出来た。
今回のメーターは海外の情報にある写真と部品レイアウトが酷似している。しかもEEPROMもFAIRCHILDで一緒。
試しに海外の情報にあったEEPROMのデータを書き込んでみた。
見事に動作した!けど…
180km/hでスピードが止まった。EU仕様は日本と同じなのか?
そこで海外サイトのEUをUSに切り替えている情報通りにデータを改造して書き込んでみることに。予想ではデータの信頼性が無いのでスピード表示されないはずだ。
あれ?180km/h超えてちゃんと表示された。おかしいなσ(^_^;)
基盤がちがうとデータも違うのかな?
さて、このスピードメーターを売却するにあたり、走行距離を変更できた方が良い。その方が高値で売れそうじゃん?
このODOの値はPCアプリTachoSoft Mileage Calculatorを使うか、EXCELなどで計算可能。今回はPCアプリで実施した。
大体合っている。少なめだけど。
今度は少し多くなった。おおよその調整が出来る事が確認できた。
AP2に続くw