CL7アコード リア用牽引フック

スポンサーリンク

CL7用フロント牽引フックを売却したところ、リア用も欲しいとの話が。

↓フロントの記事

CL7アコードに可倒式牽引フック取り付け

納得のいくものを作るには難しそうだった事と、リアは覗けば牽引フックが見えるので作らなかったのです。

さて、重い腰をあげて検討開始です。

CL7リア用の牽引フックはJ’sレーシングから過去に販売されていました。いまは廃盤。

そしてネットで情報を探し、分かった事を列挙します。

  1. 純正牽引ポイントに挟み込む構造
  2. すこし跳ね上げになる
  3. ジャッキポイントが使用不可

ちなみにJ’sの取り付け構造がわかる写真は見つけられなかった。

CL7のリア牽引ポイントはフロアジャッキのジャッキポイントの兼用ポイントになっており、車両側面から見て丸棒がV字(L字?)に溶接されている。

このポイントに上下方向にサンドイッチした牽引フックを作ると多分J’sと同じ感じになるのかと。

私としては下記の条件を実現したい。

  1. ジャッキポイントとして機能する
  2. 斜めから牽引できる強度
  3. 見た目はストレート出し
  4. フック部分の塗装は強固なモノ

この条件を実現するためには縦、横、奥行きの3方向にズレないようにホールドする必要がある。

そこで、V字の牽引ポイントにV字のブラケットを2方向の角度からボルトで固定するように設計することに。なによりV字の角度を計測するのが難儀…

入念に計測してCADにおこして図面作成して試作発注〜

ものが到着し、仮組み。行けそうなので塗装しました。

さて取り付けに参ります。

左下がV字ブラケット。その右の黒い2つの板がV字ブラケットとサンドイッチする部品。赤い部品が牽引フック本体。牽引フックは6mm厚、牽引部分はφ50mmとJAF準拠したつもり。

まず固定するための板を入れます。

なんとか1本入れた。そう、裏にナットを入れて閉める必要があるのです。この狭い隙間にナットを指で固定するのが大変…ここは改良の余地ありだな。

2本ボルトを入れて矢印の方向に押した状態で本締めします。これで牽引ポイントにブラケットが密着した状態になります。

今度はもっと難易度が上がります。プレートをいれて牽引フックもあてがってナットとボルトを締めます。ナットをあらかじめテープで固定しておくと良いかも。仮組みの時はそうした。

ボルトはフランジボルトを使いたかったけど、長い物が入手できなかったので、普通のボルトを使い、牽引フック側にワッシャーを入れています。

いや、ナットを裏に入れるのマジきつい…

そしてこの4本のボルト、締め込んでいくと隣のボルトが緩くなる。緩くなると裏のナットが空転してボルトを締められない。ちょっとずつ4本締めて適当なところで良しとした…

取り付け完了!

真上から見たはみ出し量。出しすぎるとトランクを使う時に足を打って痛い思いをするから。しかしJAF規定だと真上からφ50mmの丸棒が牽引フックに通せる必要がある…多分。レースに使いたい人はあまり居ないから良いかと。

妻に見せたら可動式が良いと言われた。たしかに可動式にすればJAF準拠で足に当たらないものが作れる。でもバンパーの下に可動式だとなんかダサそう…

フックの赤い塗装は2液性のウレタンスプレーを使用。ラッカー塗料だと雨風に負けてだんだんハゲてしまう。ここはこだわった。

6mm厚、幅70mmあるので、フロアジャッキを牽引フックの根元にかければ多分フックが歪まずにジャッキアップ出来る。機会があったら試してみよう。

CL7リア用牽引フック、プロトタイプ編でした。

後編につづく

CL7アコードのリア牽引フック後編

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク