エンジンオーバーホールするからと放置していたヘッドカバーパッキンからのオイル滲み。2年以内にはO/Hはしないからパッキン交換を自分でやることにした。
この滲み具合だとエキマニ側が燃えそうだな…
イグニッションコイルを外してブローバイのホースやスターのボルトを外し、ヘッドカバー上部のナットを外す。
パッキンのあたり面を傷つけないようにマイナスドライバーでこじって液体パッキンを剥がしてなんとか外せた。どうもエンジンの内部が露出する状況は好きじゃない。ゴミが混入して壊れないか不安になる。
だいぶ汚れが堆積していた。外す前ならブレーキクリーナーとブラシで簡単に掃除できたと思う。エンジン内部にゴミが入らないように気を遣って掃除した。
18万km走ったエンジンだが綺麗なものだ。決してオイルはこまめに交換したつもりは無いが。4500〜8500km交換と適当。
プラグホールのパッキンを外すのにコツが必要だった。ペンチで引っ張るとちぎれて外せない。私は内張り外しでテコの原理で外した。コツは作用点をどこに引っ掛けるか。浅めにかけたらうまく行った。
外周のパッキンの液体ガスケットの位置がわかるように写真を撮っておく。
オイル滲みによる外周の汚れと、パッキンの収まる溝をブレーキクリーナーと歯ブラシで掃除した。
新品のパッキンは純正では無く大野ゴム工業の物にした。
プラグホールに新品のガスケットを入れる。傾かないように気を付けて。カジリ対策にシリコングリスを塗った。
外周のパッキンを入れて液体ガスケットを4箇所に添付する。液体ガスケットはロックタイト5699を選択。整備書には液体ガスケットを添付してから4分以内に取り付けを完了、間に合わなかった場合はやり直すと書かれているらしい。初めから無理だと思ったので気にせずやる事に。
また、液体ガスケットはエンジンヘッドにも添付する事にした。ヘッドとチェーンカバーの接合部が段差になっていたので、液体ガスケットが必須であることがわかる。
ヘッドカバーをヘッドに取り付ける際に外周のパッキンが脱落しないように気をつける。脱落したことに気が付かず作業を進めると、パッキンをダメにしてしまうので注意。プラグホールもうまく入らない場合があるらしいが、シリコングリスを塗った効果か、すんなり入った。
締め付ける際は緑の番号順で締める。締め付けトルク1.2N・m。ラチェットで軽く締めて、トルクレンチを使ったらすでに締め付けトルクを超えていたのはナイショですw
手際よく作業は進み、液体パッキンを添付してからヘッドカバーのボルトを締め終わるまで10分で完了w
気温20度以上の炎天下だったが、液体ガスケットは全然固まっていないので、4分以内に終わらなくても大丈夫でしょう。
片づけをして約1時間後にエンジン自動。暖気完了まで動かしてオイル漏れがないことを確認。作業完了です。